板倉の応急仮設住宅移築について、福島県いわき市から岡山県総社市への24棟48戸の移築再利用の工事が10月半ばに完了し、被災者の方が入居されました。8月8日にはじまって以来、お盆休みをはさんで約2ヶ月で解体移築が予定通り完了できたことは、解体にあたった佐久間建設工業とその協力大工工務店の皆様、総社市で建築工事を担当した総社市建設業協同組合、そして全国から応援に駆けつけた大工職人の皆様の力が結集された成果です。
当協会の呼びかけで全国から集まった応援大工の数は総勢80名、のべ1100人日に及びました。入居された被災者の方には「木のぬくもりでとても安らぐ仮設住宅」と、大変喜ばれております。当協会としても板倉建築の可能性をあらたに切り開いた事業として、この結果をさらに検証し、再利用可能な仮設住宅の課題に取り組んでまいります。
協力いただいた関係者の皆様にあらためて御礼申し上げます。
安藤邦廣
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